材料
【2人分】- ふき
- 3本
- グリーンピース
- 60g
- 角切りベーコン
- 50g
【A】
- 水
- 300ml
- 砂糖
- 小さじ1/2
- 昆布茶
- 小さじ1/2
ふきといえば、和風の煮ものやおひたしにすることが多いと思いますが、ベーコンと昆布茶を使った煮ものを紹介します。
作り方
- ふきは葉を切り落として、軸は鍋に入る大きさに切り、ひとつかみの塩(分量外)で板ずり(まな板上でゴリゴリ転がす)をする。太い部分と細い部分に分けておく。
- 鍋に湯を沸かし、塩といっしょに、(1)の太い部分を入れて約1分30秒ゆで、細い部分を加えてさらに約1分30秒ゆで、冷水にとって冷ます。
- (2)が冷めたら、切り口のところから引くようにして皮をむき(写真参照)、約4cm長さに切る。鍋に湯を沸かし、塩(分量外)を入れてグリーンピースをさっとゆでる。
- 鍋に角切りベーコンを入れ、中火で脂が出るまで炒める。ふきとAを加える。煮立ったらアクを取り、グリーンピースを加え弱火で約10分煮る。
【ワンポイントアドバイス】
太いほうの端に、包丁の刃先か爪を使って引っかけるようにして薄皮をつまむ。周りの皮を少しずつむいておき、皮の先を揃えて、一気に下まで引くと一度に皮がむけますよ。
コラム:ふき
特有の香りとほろ苦さ ポリフェノールを含む
ふきは日本原産の山菜のひとつで、平安時代頃には栽培されていたといわれています。現在流通しているものは、180年ほど前に愛知県で作られた「愛知早生ふき」です。ふきの花のつぼみ(花茎)である「ふきのとう」も、春の味覚として食卓を楽しませてくれる山菜。きゃらぶきにする「つわぶき」は、フキ属ではなく「ツワブキ属」です。
食用とする長い部分を「茎」と呼ぶことがありますが、実際には「葉柄(ようへい)」で、ふきの本来の茎は地下にあります。95%が水分で、しゃきっとした食感とほろ苦さが特徴。
きれいな淡緑色をしていて、全体に張りがあるものを選びましょう。しなりすぎるものは鮮度が落ちています。太すぎるとかたいので、直径2㎝くらいまでを目安に。